Kizuna
KPTはつまらない!やめよう!

ふりかえりに、すべてのチームに通用する万能な型はありません。 チームの状態と合わない型を使い続けることで、 ふりかえりは形骸化し、「やらされるもの」になっていきます。
KPTでは、以下の問題がありがちになっています。
- 発言が固定メンバーだけ
- 毎回同じ結論
- 何も変わらない
kizunaでは様々な目的で作られた、ふりかえり(テンプレート)が用意されており、それぞれ目的に沿ってカテゴライズされています。 先ずは「お互いを知る段階」から、チームの成長に合わせて「よりよいチームを作る段階」や「能動的に活動するチーム」など、どんなチームにするか育成することができます。
チームの状態に合わせた5つの型
イシュー発見型
課題やリスクを明らかにし、解決策を検討する
アクション指向型
具体的な行動を生み出し、継続的に改善する
コミュニケーション型
心理的安全性を高め、関係性を強化する
リフレクション型
事実を振り返り、認識を揃える
ラーニング型
知識を共有し、成長を促進する
初めてでも安心して継続できる
多数の仕組みを実装
誰でも安心して、質の高い
ふりかえりを進行できる
ファシリテーターを支援する仕組み
続けたくなる仕掛けで、
ふりかえりを文化に
習慣化を支援する仕組み
振り返った結果が、
確かな成長として残る
達成感を高める仕組み

業界を越えて、チームに変化を生み出す
ふりかえりがもたらす変化は、業界や職種を問いません。
それぞれの現場で、どのような変化が生まれているのかをご紹介します。
「一人で抱える介護」から、「支え合える介護」へ
介護・福祉の現場では、「きつい・汚い・危険」といった身体的負荷に加え、正解のない判断を日常的に求められます。しかし、その判断の背景や迷いを共有する機会は少なく、対応を一人で抱え込んでしまいがちです。 また、新人や中途職員は、暗黙のルールや人間関係に入りづらく、「ここでやっていけるのか」という不安を抱えたまま業務を続けることになります。こうした判断の孤立や精神的負荷が、離職につながっていきます。 ふりかえりを行うことで、「なぜその対応を選んだのか」が共有され、判断が個人に閉じなくなります。迷いや不安を言葉にできる場が生まれ、経験の差を越えて知恵が循環することで、人が辞めにくい状態が、制度ではなく現場の文化として根づいていきます。
「誰がやるか」ではなく、「チームとしてどう進めるか」へ
WEB・システム開発の現場では、フロントエンド・バックエンドのどちらでも対応可能な領域が存在します。その一方で、責任範囲が曖昧な作業については、無意識のうちに押し付け合いが起こることも少なくありません。 また、プロジェクトマネージャーは工数管理や納期調整に追われ、エンジニアに「お願いする立場」になりがちです。日頃のコミュニケーションが不足していると、依頼そのものが心理的な負担となり、結果として課題が表面化しにくくなります。 ふりかえりを行うことで、役割や判断の背景が共有され、「誰がやるか」ではなく「チームとしてどう進めるか」という視点が生まれます。その結果、助け合いが自然に起こり、マネージャーとエンジニアの関係性も対等なパートナーへと変化していきます。
「センスに頼る教育」ではなく、「再現できる教育」へ
教育現場では、どうしても生徒から人気のある先生と、そうでない先生が生まれがちです。優れた指導技術や生徒との関わり方が、個人の経験やセンスに留まり、十分に共有されないケースも見受けられます。 ふりかえりの場があることで、人気の先生が無意識に行っている工夫や視点を言語化し、組織全体で学ぶことができます。また、「真面目だが生徒との距離感に悩んでいる」といった先生自身も、他者の視点を通じて新たな強みやキャラクターに気づくきっかけとなります。 結果として、教育の質が個人依存から脱却し、多様な教師像が活かされる環境が育っていきます。
気づきが共有されるチームと、
埋もれてしまうチーム

日々の業務の中で、メンバーはさまざまな気づきや改善のヒントを得ています。 しかし、それらが共有されなければ、個人の経験として埋もれてしまい、チーム全体の成長にはつながりません。
ふりかえりは、そうした「見えない気づき」を可視化し、チームの知恵として蓄積していく場です。 定期的なふりかえりがあることで、それぞれの気づきが共有され、チーム全体の学びとして積み重なっていきます。
深刻なのは、メンバーが退職した際の影響です。 ふりかえりがないチームでは、その人が持っていた知見やノウハウが失われ、チームの資産が喪失します。 一方、ふりかえりを通じて知識が共有されているチームでは、個人の退職による影響を最小限に抑えることができます。
この小さな違いが、数ヶ月、数年と積み重なることで、チームの成熟度に大きな差を生み出します。
これは、感覚的な話ではありません
ふりかえりの効果は、研究でも示されています。
これらは実際の研究で観測された数値です
研究の詳細を見る
チームパフォーマンスの改善
定期的にふりかえりを実施したチームでは、作業量の増加が約11.8%、不具合発生率の低減が約25%、サイクルタイム(タスク完了までの時間)が約9.8%短縮、チーム満足度が約11.1%向上しました。
出典: International Journal of Research and Analytical Reviews (IJRAR), 2025年1月
チーム成熟度との関係
成熟したチームほどふりかえりを効果的に活用しており、ふりかえりをよく実施するチームは協働性・自律性が高いという傾向が観察されています。
出典: Lucas Gren, Alfredo Goldman, Christian Jacobsson "Agile Ways of Working: A Team Maturity Perspective" (2019)
その他の効果
心理的安全性の向上、分散チームにおける協働性向上、コミュニケーション改善、メンバーのモチベーション向上などの効果も報告されています。
だからkizunaは、ふりかえりを続けやすくする設計になっています。 型を選べること、進行をサポートすること、記録が残ること。 すべては、チームが無理なく続けられるためです。
【漫画】
ふりかえりで、チームが強くなる
Authored by Takaki Moriguchi
原画:ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰